今回はZ世代の働き方に対する意識調査を行いました。
これから現役世代になってくるZ世代の方々の仕事に対する意識を聞く機会も少ないため今回アンケートを実施してみました。今後の採用も含めてぜひ参考になれば幸いです。
Z世代とは
Generation Z)とは、アメリカ合衆国をはじめ世界各国において概ね1990年代中盤から2000年代終盤、または2010年代序盤までに生まれた世代のことを言います。いわゆるデジタルネイティブの世代とも言えます。Y世代(ミレニアル世代とも)に続く世代であることから「Z」の名が付いている、と言われています。
(ゼットせだい)、ジェネレーションZ(この言葉は日本では2021年にユーキャン「新語・流行語大賞」のトップ10に選出されましたので、皆様の中でもご存知の方は多いのではないでしょうか。
アンケート概要
アンケート | Z世代の意識調査 |
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アンケート概要 | あなたご自身や生活、働き方に関することについてお聞かせください。 |
実施期間 | 2022-06-20 ~ 2022-06-21 |
実施対象 | 性別全体 18~25 |
回答者数 | 100名 |
それでは早速アンケートとその回答を見ていきましょう!
【設問1】仕事に求めることはなんですか?最も当てはまるものを1つだけお選びください
最も多い回答が【収入が安定している】の39%となりました。今の世代は安定感を求める傾向が強いのでしょうか。更に下の世代でも中高生のなりたい職業ランキングでは【会社員】【公務員】がTOPという結果もあるようにZ世代でも収入が安定しており、働きやすい職場を求めているという結果に。先のなりたい職業ランキングでもあったように今後もこの傾向は続きそうです。
■参考
【設問2】職場で重要視していることはなんですか?当てはまる内容を2つまでお選びください
職場で重要視していることは【リモートや時短】といった働き方の多様性や、個人を評価する仕組みが上位にランクインしました。コロナ禍を通して働き方への多様性の意識が高まったこと、SNSを使いこなす世代は特に自身の評価が明確になるような仕組みを好むことが影響しているように思います。
【設問3】会社で働き続ける上で当てはまる考えはどれですか?最も当てはまるものを1つだけお選びください
こちらも長く働きたい、定年まで働きたい、考えていない、で多くを占める結果に。安定を求める世代というのも影響しているのか、1つの会社で長く働くという意識が近年は強い傾向にありそうです。企業にとっては喜ばしいことではありますが、長く働く上でしっかりとした評価制度や教育制度が今後は重要になっていきそうですね。
【設問4】仕事をする上で自分はどちらのタイプだと思いますか?
褒められて成長すると自身で考えている方が70%を超える結果になりました。近年の教育やハラスメントの影響もあり、叱られなれていない方も多いのではないでしょうか。とはいえ、コンプライアンスやハラスメント意識は非常に高まっているので、こちらも企業としては整えていきたいところですね。
【設問5】起業をしたいと思っていますか?
起業に対する意識もそこまで高くない結果となりました。一時期は【やりたいことをやろう】【起業しよう】といった風潮が強まった時期もありましたが、少し落ち着いたイメージですね。
【設問6】会社の情報を知りたい場合、何を参考にすることが多いですか?当てはまる内容を2つまでお選びください
こちらも面白い結果に。コーポレートサイトや、採用ページはもちろんですが、企業のTwitterやInstagramを見る方が増えているのが現在の特徴ですね。顧客向けではなく、採用としてもSNSの活用は重要になりそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Z世代の特徴が垣間見えるアンケートとなりました。安定、働きやすさ、多様性やSNSといったキーワードは今後も続いていくと思いますので、採用にあたってはそういった部分も意識してみると良いかも知れません。