【レポート】利益の組立図を作る為の特別ゼミ 第二回

一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会が開催した“利益の組立図を作る為の特別ゼミ”に参加致しました。

今回の記事では8月2日(水)に開かれた第二回セミナーの様子をレポートいたしますので、是非ご覧下さい。

セミナー概要”利益の組立図を作る為の特別ゼミ”

今回のセミナーでは、利益の組立図の重要性と”価値を伝える”商売の戦略に焦点が当てられました。
また、「学び合う」というコンセプトを重要視し、ディスカッションをすることで理解を深めるというのを大事にして講義は進められました。

価値を伝えて高く売る商売の秘訣

セミナーでは、本質的な利益を追求する“儲かる”ことがどうゆうことなのかを科学的に考えるアプローチに焦点を当てていました。
始めに、損益計算書を図解にし、経営者が利益を視覚的に把握しやすくする手法により、経営判断の質が向上し、効果的な意思決定が可能になることが伝えられました。図解を見ながら価格設定の重要性について再認識しました。

「値決めは商売の急所」ですので、単に値段を下げて多く売ればいいという考えでは利益を得られません。

顧客に“価値を伝える”ことが重要であり、「安く売らない」という考え方が強調されました。利益の組立図をマスターした方は”価値を伝えて高く売る”商売を実践できるとのことでした。

顧客の視点で付加価値を創造する

他にもセミナーでは、成功事例を交えながら、参加者に具体的な価値を伝える商売の戦略が解説されました。価値を伝える方法として、顧客の視点に立つことが重要であり、商品やサービスの付加価値を高めるための戦略が伝えられました。

不動産であれば、地域の風習や地域の情報をお伝えできること、さらに付帯サービスを活用することで、物件の魅力を引き立たせる手法が示されました。

特に印象的だったのは、自らの商品やサービスにストーリーを持ち込む重要性についての講義でした。

1つ成功事例では、猫のオブジェの耳が破損した際、”どう売るか”という事例が紹介されました。

ポップを付ける際に、耳の怪我に関するストーリーを伝えることで、商品の価値が高まり、売上につながったとの報告がありました。
“モノ”というのはお客様が価値を決めるのだと伝えられました。

 

お客様の心の動機を見抜く営業のプロセス

また、講義で”モノ”を売る側がお客様のニーズと目的に合った提案を行う際に、時折ずれが生じることを学びました。
例えば、不動産の場合、お客様が「家族で快適に過ごしたい」という目的と、売る側が「家を借りて欲しい」「どうやって契約してもらうか」という部分との間にズレが生じることがあるということです。

講義では、この問題を解決するために、別のシチュエーションでお客様の心の動機付けを考えるディスカッションを行いました。
例えば、「何故美味しいものを食べたいか」というお題を出し、グループでお客様の動機づけを考えて発表することで、より理解を深める方法でした。このようなアプローチを取ることで、売る側がお客様の本当のニーズを把握し、提案をより効果的に行うことができるようになるのです。

この講義を通じて、柔軟性を持ちお客様の視点に立って考えることの重要性を理解しました。今後、私たちはお客様の動機づけをより深く理解し、それに合った提案を行うことで、より良いビジネスを築いていけることを目指していきたいです。

まとめ

セミナーで得られた知識や戦略は非常に興味深く、特に”価値を伝える”商売の重要性についての学びが印象的でした。
顧客の心の動機を理解し、長期的な関係を築くための戦略も参考になりました。

また、セミナーを踏まえて不動産会社が”物件の価値を伝えて利益を上げる方法”は、いくつかの戦略を取り入れることが重要だと思いました。

まず、詳細な情報提供で、物件の特長や利点を明確に示します。
物件の詳細な情報や魅力をわかりやすく伝えるために、魅力的な写真や動画を使用するのも効果的です。

次に、物件の強みを強調するマーケティング戦略が効果的です。地域の魅力や利便性をアピールすることで、顧客に”物件の価値”を伝えます。

また、顧客のニーズに合った提案を行うことが重要です。顧客の”心の動機や要望”を理解し、それに合った提案を行うことで、顧客に対して物件の価値をより理解してもらえます。

これらの戦略を組み合わせて、物件の価値を効果的に伝え、利益を上げる戦略を練りましょう。
お客様とのコミュニケーションを大切にし、物件の魅力を最大限に引き出すことが成功への鍵となります。

これらの手法を実践して商売の成果を最大限に引き出し、持続的な成功を追求していきたいと思います。