【レポート】賃貸管理サミット2025 第1回「数多あるDXツールでお悩みの方へ 不動産DXの最前線!トレンドと時流を抑える」

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本会では、賃貸不動産経営管理士有資格者の皆さま方に向けて、これからの時代を生き抜く知識や、業務の視野を広げるための情報が満載のオンラインセミナー「賃貸管理サミット2025」を開催しています。

好評につき今年で5年連続での開催!

全5回の日程で、今年度は9月22日より、毎週月曜日の12時15分より配信しております。

 

今回の記事では9月22日(月)に開かれた第1回セミナー「数多あるDXツールでお悩みの方へ 不動産DXの最前線!トレンドと時流を抑える」の様子をレポートいたしますので、是非ご覧下さい。

講師のご紹介

講 師 :株式会社リブコンサルティング Manager 清水 一喜氏

職歴

東京大学経済学部卒業

新卒で株式会社 リブ・コンサルティング入社

主に住宅不動産業界のマーケティング、セールス、組織開発、業務フロー改善などのプロジェクトに従事したのち、事業開発チームに異動。

エクステリア、マンション開発・管理、建材商社など住宅周辺業界のプロジェクトにも 多数従事

 

プログラム

題名:数多あるDXツールでお悩みの方へ 不動産DXの最前線!トレンドと時流を抑える

内容: 契約管理・レントロール作成、問合せチャットボット、管理レポートの作成、修繕管理等、賃貸管理業は業務範囲が多岐にわたるが故に、DXツールも数多存在します。自社に合ったDXツールは何か?使いこなして成果を出すために必要なことは何か?それぞれの課題に合わせた解決策としてのDXを解説します。

賃貸管理業の特徴とDX化の状況

賃貸管理とは、多用な関与者の間に立ちながら物件を守ることが賃貸管理業のコアとなる価値でありオーナー様と入居者の間に立って「不動産のプロ」として適切なアドバイスや説明をすることが求められる立場です。

「ミスをしないことが“当たり前”とみられる」「業務は多岐に渡るが、類似作業の繰り返しが多い」そういった特徴のある賃貸管理には「人為的なミスを予防できる」「ルーティーン業務に強い」という特徴があるDXとの相性がとてもいいと清水様はいいます。

賃貸管理におけるDXを促進するツールは数多く存在、業界内でも活用が加速している状況。

数多くの選択肢がある中で自社にマッチした領域から取り入れていくことが重要です。

段階的な導入がおすすめ

スムーズなDX化を実現するにあたっては、導入ハードルが低く、改善インパクトの大きい領域から進めていくことが大切です。

レベル1:入居者対応

業務の量が多くインパクトが大きいことに加え入居段階でツール活用依頼をしやすく、浸透が進めやすい

レベル2:オーナー対応

強制力を持たせづらいが、入居者同様改善のインパクトが大きい

レベル3:点検業務

一定の専門知識が必要な領域で難易度が高いが建物保全・オーナー満足に重要

レベル4:修繕提案

具体的な収益につながる領域であり、目指したい

各業務のDXを促進するツールの紹介

各業務におすすめのDXツールを紹介してくださいました。

それぞれの魅力的なポイント、導入後の効果など説明してくださいました。

DX導入に3つの大切な教育

皆さんがDXツールを使って業務生産性を上げていきたいのであればそこを取り巻く方々にDXを使うとメリットがあるということを啓蒙していきましょう。

社員教育

DX化を進めていくにあたり、全社員で統一の意思を持って進めていくことが肝要。

ツール提供会社の力も借りつつ活用を進めていくことが肝要

入居者教育

入居者様が自社が想定しているルートでお問い合わせを頂けるよう、お客様の動線を整備することが重要。(後ほど、問い合わせの際に検索ができるように定期メールをお送りしてHPに誘導するなど)

オーナー教育

導入段階の負担は大きいですが、オーナー様にとってもデジタル上でやり取りすることが有効であるということを、1名ずつお伝えしていくことが重要。

最初の業務負担はありますが、そこを乗り越えれば、その先の効率化は広がっていき、うまく進んでいくと思います。

はじめの一歩を踏み出す、行動を変えることが素晴らしい未来に繋がるはずです。

次回のセミナー

今回のセミナーについて期間限定ではありますが、ホームページでアーカイブ動画を公開しています。

また来週以降もためになるセミナーを開催いたしますので、ぜひご覧ください。