【レポート】賃貸管理サミット2023 第四回「オーナーが感じている管理会社のネット掲載に関する課題感と解決法」

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一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会が開催した“賃貸管理サミット2023”に参加致しました。

セミナー概要” 賃貸管理サミット2023“

「業界のトレンドと今後を学べる1週間」として、様々な講師を招き、これからの時代を生き抜くための知識や、業務の視述べられましたの情報を得ることが出来ます。

開催形式はオンラインセミナーで、2023年9月25(月)~29日(金)まで全5回行われます。

今回の記事では9月28日(木)に開かれた第四回セミナー「オーナーが感じている管理会社のネット掲載に関する課題感と解決法」の様子をレポートいたしますので、是非ご覧下さい。

講師のご紹介

講師:株式会社SIRE/代表取締役・木津 雄二 様

プログラム

題名:オーナーが感じている管理会社のネット掲載に関する課題感と解決法

内容:年間3,000名以上のオーナーと接することで見えてきた「オーナーが感じる管理会社に対する不満」はなにか?そしてオーナー満足度を上げるためにできる事とは。弊社のサービス「ECHOES(エコーズ)」の活用事例を交えてお話します。

オーナーの主要課題

まず初めに、賃貸オーナーさんは孤独な仕事であり、情報共有をする為に”大家の会”という会で勉強会や懇親会を開いていると述べられました。その中でECHOESさんは、年間100回以上のセミナーや勉強会を通じてオーナーの声を聞き、特に空室対策とリーシング力向上に課題を抱えているとのことでした。

募集戦略の本丸はネット

セミナーで示されたデータによれば、お部屋探しをするお客様の情報源は、スマートフォンを使ったポータルサイトが51%、PCを使ったポータルサイトが35%を占めています。したがって、ネット上での物件掲載が非常に重要であると述べられました。

さらに来店前にネットで見た物件に入居する人も53.7%に上ります。これらのデータからもネット掲載の重要性が示されました。

オーナーがネット掲載に感じている不満

ネット上での物件掲載が今日の賃貸市場において極めて重要であることがわかりました。
次に、オーナーが感じているネット掲載に関する課題について講師からお話がありました。セミナーで講師が指摘したオーナーの主な課題は以下の通りです。

1. 掲載不備: 大手ポータルサイトに物件情報が掲載されていない、または掲載品質が低い場合、オーナーは掲載の価値を十分に享受できない。

2. 修正が困難: 修正の依頼をしても、なかなか修正してもらえない場合があり、物件情報の正確性や魅力を保つのが難しい。

3. 戦略の欠如: ロジカルな募集提案がなく、なぜ広告費用(AD)、賃料減額などの戦略が採用されるべきなのか理解しきれない。

課題のある管理会社のリーシング事例

次に管理会社のネット掲載に関する課題について述べられました。
客付け会社にポータルサイトへの掲載を依存しており、オーナーの掲載品質が実現されない場合があります。また、管理戸数や空室が限られているため、3大ポータルサイトの掲載枠やコンバーターを維持することにコストをかけられません。入稿や反響対応をする人員も少なく、効果的なリーシングが難しい状況とのことです。

管理会社の課題をまとめると主に以下の3つになります。

オーナーの言う掲載品質とは?

初めに管理会社の課題である「掲載情報の品質管理」から深堀していきましょう。

キャッチコピーの重要性

データによれば、キャッチコピーの有無で反響数が1.9倍も変わることが示されました。注意したいことは一括して全物件に共通のキャッチコピーを使用するのではなく、各物件ごとに丁寧に考えることが大切とのことです。

設備のチェック漏れに注意

物件を検索する際、設備や条件などの特徴項目を漏れなく入力することが非常に重要だと述べられました。検索にひっかかるために非常に大事なのが設備のチェックとのことです。

駅の登録の重要性

少し距離があるとしても、ターミナル駅であればアクセスが便利であるため、反響数に影響を与えることがあります。例えばスーモでは3つの駅を登録できるので、工夫して登録しましょうと述べられました。

写真の質の向上

写真の質にも注意が必要です。広く明るく撮影することは基本ですが、特にオンラインで物件を探す人々にとって、写真は非常に重要だと述べられました。

先ほどのデータでわかる通りネットで部屋を決める人々が半数いる以上写真にこだわることが大事です。
昨今ではスマホで写真を見る人が多い為、画角が縦で広く映る縦の写真がおすすめだとのことです。


細かいことですが例えばテレビモニター1つ載せるのも、キッチン等背景がある写真だと間取りのイメージがつきやすくなるのでオススメだと述べられました。

ログを基にした募集提案とは?

検索ヒット数、閲覧数、反響数といったデータを活用して、物件の市場評価を理解し、効果的な宣伝戦略を展開することが大切だと述べられました。

検索ヒット数の重要性

検索ヒット数は、該当物件が市場でどの程度探されているのかを示す重要な指標です。この数字を把握することで、特定の物件が市場での需要にどれだけマッチしているかを知ることができます。

閲覧数の役割

閲覧数は、物件が実際にどれだけ多くの人に閲覧されているかを示す指標です。しかし、ただ閲覧されるだけでは十分ではありません。物件が詳細に閲覧され、お客様に十分な情報が提供されているかどうかも重要です。閲覧数が高いにも関わらず反響が少ない場合、原稿改善や条件変更を検討する必要があります。

反響数と問い合わせ

反響数は、お客様からの問い合わせがどれだけあったかを示す指標です。物件に対する興味を具体的なアクションに繋げる段階と言えます。原稿改善や条件変更をしても成約に繋がらない場合、物件自体に問題がある可能性があります。リフォームの提案等、お客様のニーズに合わせて物件を改善し、より魅力的な選択肢として提供することで、成約率を向上させることができます。

物件の市場評価を向上させるために、データは強力なツールです。ログを基にした募集提案を行うことで、数字を見ながら物件の強化点や改善点を特定し、アクションに繋げることができます。

ECHOESのリーシングレポートなら市場評価がわかる!

反響については、例えば問い合わせ数や閲覧数といったデータを使って、具体的な数字で把握することができます。物件情報が毎週更新されるので、前の週からの変化が一目でわかるようになり、変動を視覚的に把握できます。

ECHOESなら管理会社の課題が解決

 

1. ポータル掲載から申込取得まで

ECHOESを通じて、物件のポータル掲載から申し込み取得までを効率的に行うことができます。ポータル反響を初期対応し、提携会社に内見手配を行います。さらに、業者間サイトへの掲載と問い合わせ対応も可能です。これにより、物件の宣伝と反響対応を一括で行えます。

2. ショットで複数ポータルに掲載

ECHOESをコンバーターとして活用することで、1室から複数の大手ポータルサイトにショットで物件を掲載できます。これにより、効果的な広告戦略を展開できます。

3. 反響情報の確認と共有

ECHOESを利用することで、募集中の物件の反響情報を毎日確認できます。また、この情報をオーナーと共有しながら効果的な募集戦略を練ることができます。

4. SUUMOでの上位表示

ECHOESはSUUMO上での競合掲載に応じて、高評点の物件が上位表示されるようサポートします。現在、ECHOESでは最大36点までしか入稿できない制約がありますが、SUUMOの競合状況に応じて最大43点まで向上させます。

5. 成約歩留まり

ECHOESを活用することで、掲載から反響の獲得率は約160%、反響から内見アポイントの獲得率は約40%、内見から成約までの遷移率は約20%です。ECHOESを通じた成約効率の高さを示しています。

詳細についてはECHOESの公式ウェブサイトをご覧いただくか、お問い合わせください。