本会では、賃貸不動産経営管理士有資格者の皆さま方に向けて、これからの時代を生き抜く知識や、業務の視野を広げるための情報が満載のオンラインセミナー「賃貸管理サミット2025」を開催しています。
今回の記事では9月29日(月)に開かれた第2回セミナー「ホームページへのアクセスを変える!今こそ見直したいSNSとインスタグラム活用術」の様子をレポートいたしますので、是非ご覧下さい。
講師のご紹介
講師:指田愛(さしだめぐみ)氏
経歴
県立大学卒業後、20代は病院向け医療用医薬品、医療機器販売の企業に10年勤務。
2020年にフリーランスのwebデザイナーとして独立。
プログラム
題名:ホームページへのアクセスを変える!今こそ見直したいSNSとインスタグラム活用術
内容:地域に根ざした不動産業務こそ、SNSやホームページの活用は、信頼づくりに欠かせない要素のひとつです。本講座では、2025年の最新動向をふまえながら、インスタグラムを活用した発信方法と、空室対策・入居促進につながるホームページへの導線設計について、実務に沿った形でわかりやすく解説します。
SNSはこれからも拡大する
以前は若者中心の連絡手段であったSNSですが、現在はあらゆる世代におけるコミュニケーション手段になっています。
そのなかでも、インスタグラムがおすすめなのは、利用者数が2019年の3300万人から2025年は6600万人以上と言われ、市場がまだまだ伸びています。
インスタグラムの利用者は、全年代を通して一貫して伸びており、LINEに次ぐ利用率。
単なる広報ではなく、「信頼×採用×受注」として可能性は拡大しています。
そして、インスタグラムのアルゴリズムは、フォロワー数に関係なく、「ユーザーにとって価値があるか」を基準に露出されます。
まだ活用されたばかりの方でも集客に繋がる可能性があります。
インスタを使った物件認知の広げ方
他社との差別化
まずは他社との差別化について5つのポイントに分けて説明します。
①ユーザーネーム
日本語は使えず、半角英数字、アンダーライン( _ )、ピリオド( . )のみ。
他のアカウントと同じものは使えません。シンプルで分かりやすいものがおすすめ。
②写真
一目で自社と分かるもの(看板やロゴなど)
③名前
30文字まで入力可能。インスタ検索でアカウントがヒットされやすくなります。
『自社名+業種+対応エリア』の入力がおすすめ。
④自己紹介(150文字まで)
実績、お知らせ、強み、住所、電話番号など特徴を箇条書きで記入
⑤URL(5つまで)
5つまで設定可能(イベント、問い合わせなど
たくさん載せるとどこをクリックしていいかわからないので厳選することをおすすめします。
次に新規ユーザーと出会う方法。
インスタグラムには投稿の種類がたくさんありますが、
リールと複数枚投稿がいいと言われています。
物件情報の効果的な載せ方
複数枚投稿がおすすめなので、複数枚投稿の方法をお伝えします。
写真又は動画を3枚以上用意します。
サイズは1080px × 1350px
1枚目は“キャッチコピー+エリア情報”を載せ、
2枚目以降で室内写真を見せてスクロール率と保存率UPを狙います。
投稿時に代替テキストを入れるのも忘れずに。
次にリール。
動画だけでなく、テロップも入れることで情報量が多く、再生数が伸びます。
また、外側にテロップを入れるとタイトル・いいね数・キャプションなどに
かぶり、読みにくくなり離脱率が上がりますので
テロップは画面中央〜上部に配置するとベスト!
また最近増えている、ルームツアーについての注意点は
▼「1人称視点」で撮る
・カメラの高さは目の高さor胸の高さ
・玄関の場合:引き戸を開ける時リアルな手元も写す
・出来れば、日中の明るい時間がベスト
▼チラ見せでもっと見たくなる心理へ
・入ってすぐに全体を見せない
・足元→壁→照明→奥という順で、ゆっくり視線誘導
また中の人(投稿者)の顔が見えると親近感がわき、相談しやすくなります。
まとめ
インスタは知ってもらい信頼関係を育てる場所。
すぐ営業に繋がるわけではないが、地道に続けていくことが大切です。
次回のセミナー
今回のセミナーについて期間限定ではありますが、ホームページでアーカイブ動画を公開しています。
また来週以降もためになるセミナーを開催いたしますので、ぜひご覧ください。